平成16年12月6日。
 
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呆然としたまま作業をしていたところ、「よしよし」とお菓子をもらいました。
心の奥底から子供扱いされているか、同情されているかと思ったかえるです。
こんばんは。

ということで、昨日のショックをひっぱり続けたまま作業をしていたところ、
「美味しいお菓子をあげましょうー」とチョコレートをもらいました。

黒くて綺麗な正方形の箱の中には、一枚一枚紙の包みに入っているチョコレート。

きっちりと包装しているのではなく、上側が開いている包みなので、
逆さに振ると落ちてきてしまうなぁと思いながら、一枚はみょりと食べてみました。

なんだか、今までのチョコレートと何か違いました。

見た目はまごうことなく普通の薄いチョコレートです。
うすぺた過ぎるチョコレートと言っても過言ではありません。

でも、ダークチョコレートに関わらずほど良く甘く、
ミントのすっきりさと甘いけどそれが残らない感じがシャーベットを連想させるのです。

その、追随しないけど自己主張はきっぱりするその味にもう一枚食べてみて。

間に挟まっているミントの、てろーっとした感じは何だか非常に見覚えがありました。


かえるが好きで好きでたまらなかったお店のデザートに酷似です。
確か、あのデザートも、うすーいダークチョコレートの間に、
ミントのシャーベットを挟み込み、お砂糖無しの生クリームで食べるものでした。

確か、名前は「After eight」。
サービスをしてくれるおじさんが、「これは市販されているチョコレートにヒントを得て…」
と嬉しそうにお話してくれていたので覚えています。
あれはとっても良い声でした。

うっとりとそんなことを思い出しつつ、ちゃんと箱を良く見たところ、
印刷されている字は「After eight」

…。

確かに、両方とも薄いダークチョコレートに、甘くさっぱりのミントです。
シャーベットに仕立てた上に生クリームで提供したお店も素敵ですが、
小さくさっぱりとした外見でどこででも食べられる本家もやっぱり素敵です。

食べた後、喉もお腹もすっきりするのも更に素敵です。

お店は無くなっても、ひょろりと出てくる美味しい記憶。
それと同じ方向を向いた食べ物と出会えるというのは、本当に幸せだなぁと思いました。

でも、1日2枚までです。
それ以上だとありがたみが薄れます。
      
 
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