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少しでも気を抜くと、一気に駆け抜けられてしまう時間。
上手に捕まえたいものだと毎日反省中のかえるです。
こんばんは。
朝起きると開ける窓。
季節によって、異常なほど寒かったり、涼しかったり、柔らかかったり、
湿っていたり、開けていなかったことを後悔するぐらい良い風だったりと、
日々違う風を運んでくれる窓ですが、
時折、「今日は間違いなく遠足日和だ」としみじみしていしまう風があるのです。
丁度良く晴れすぎずに晴れた空。
無風というわけでは無く、ほんの少しそよそよとそよぐ風。
どこからとも無く、木々や花のほんわかと甘い香り。
これに鳥の鳴き声なんぞついた日には、間違いなく遠足日和です。
相当稀少な経験を得ようとしない限りは、十分に楽しめる一日になれそうです。
そして、そんな素敵な一日なのに、用事をやっつけて生活しないといけない場合、
それはそれは切なく窓を眺めながらすごす羽目となるのです。
小さい頃には深く考えずとも遊べた一日。
両足生えた頃ぐらいになると、寝るのに最適だなぁと浪費してしまった一日。
今になってはどう考えても全部贅沢に使えたなと振り返る一日。
立派な古かえるまで、厳しい生存競争を乗り切れることが出来たなら、
こんな素敵な一日は、近くまで遠足をしに行きたいものなのです。
5分で得られる幸せを、今、なかなか得ることが出来ません。
時期というのは、やっぱり結構大切です。
かきかき。
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