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一体いつから探しているのだろうか? とふと気になって手帳をめくってみると、
けっこう前からちまちまと探していることが分かったラリック作品。
今回ようやくほしい奴の色違いを見つけて大喜び中のかえるです。
ばんざい。
ぱっと見は全部同じものなのに、見続けていると気が付いてしまう小さな差異。
生前のものなのか、生後のものなのか、それとも限定1991年ものなのか。
色は無色透明か、それとも生前のみの色か、それとも全部のラインであるものか。
同じ鋳型から作られるもなので、別にどの時代のどの色のでも同じではないかと、
かえる自身しみじみと思うのに、何故か気づくと生前の薄緑色か透明のを探索中。
年を経るごとに、値段が上がっていく半アンティークのもなので、
見つけ次第借金してでも捕獲しておかないといけないので、手広くやってしまうと
いけないなぁとおもうのが、趣味で物を集める事。
延々と探しに探しに探し続け、つい先日ようやく2年ほど探していたラリック社生前の
スズランの香水瓶を見つけることが出来ました。
相変わらず苦手な英語を無理やり駆使し、半泣きなりながら意思疎通をはかり、
送金等が終了したのが、つい昨日。
ほっと、胸をなでおろしつつも返事の長文を読んでいたところ、
ふと気になることがありました。
出品者の住所は、アメリカフロリダ州。
元々、ラリック社のガラス細工を何百と集めていた人らしいのですが、つい最近災害にあい、
今まで集めていたものがかなり割れてしまったり、それどころか家も再建しなければならないそうです。
…アメリカ、フロリダ、家が水害で大変、家再建…。
半年ほど前、ご飯を食べつつニュース番組を見ていると、フロリダ州竜巻で大変だというニュースを
物凄い勢いで聴いた記憶があります。
そう、それで石油精製施設が破壊されて石油が偉く値上がりする原因になったり、
なかなか救済物資や援助の手が届かずに、貧困層への差別だという暴動も起こった記憶が多々あります。
…。
あれだけ何度も目にしているのに関わらず、テレビを通して見るものはどうも現実感が薄いという事実。
凄く丁寧にお手紙のお返事をくれたり、12時間以内配送とまめだったりするこの出品者は、
家を建て直す必要が無ければ、大事なコレクションを出品するなんて夢にも思わなかっただろうなぁと、
しみじみとした今日でした。
なんだか、結構複雑です。
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