平成18年10月15日。
 
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春の寒の戻りや、寒さが進む秋。
ちょっとした温度変化でも、対策を怠ると週末は布団の中で過ごすかえるです。
お風呂、入りたい。

なんだか寒いなぁと思ったり、せめてこれだけやってから病院に行こうとそのまま忘れる。
難癖付けて先延ばしにしていると、あっさりと出てくるのが微熱、高熱、寒気に脱力感。

なんだか風邪薬の告知みたいになってしまうのですが、
この時期になると、週末どちらかは布団の中でぐずぐずと体温計と風邪薬のお世話になり、
パジャマを取り替えるのと、ご飯を飲み込むだけの生活となってしまっているのです。

特に用事があるわけでは無いので、「休日万歳」と寝たり起きたり発汗したりしていると、
唯一困るのが、髪がぺたぺたになってしまうこと。

異様に猫っ毛かつ根性のない毛なので、一日布団の中に居るとあっちへはね、こっちへはね、
挙句汗で痒くてたまらないという、病気になると真っ先に困る毛なのです。

かといって、熱がある身でお風呂に入りそのまま溺れたり、煮込まれたり、病状悪化は
まだ明日がある身なので出来るだけ避けたいですし、一日ぐらい入らなくったって、
人間多分死にません。痒いだけです。

けれども、何度も何度も新しいパジャマへと着脱を繰り返し、体はさっぱり出来るのに、
頭がさっぱりしないのはなんだか不公平でたまりません。
いっそ、かぱって取れれば楽なのに!に! と不平不満ばかりたまっていきます。

と、むつむつと言っていたところ、「水のいらないジャンプー」なるものがあると教えてもらい、
試しに使ってみたのですが、さっぱりするよりも独特の消毒液の香りに入院の哀愁が漂ってしまい
これまた微妙に爽快にはなりません。

いっそ、髪の毛もわしわしと濡れタオルでマッサージしたおすか、頭洗ってもらう為だけに美容院か…。
と悩んでいたところ、ふと思い出したのがつげの櫛。

数ヶ月に1回ぐらい椿油をしみこませないと、割れてきてしまう櫛を毎日使っていたはずの江戸の人。
当時だって髪結いに毎日行かないはずなので、この痒みと戦う術をあの櫛は持っているのではないだろうか?

ふらふらとしながら、つげの櫛を引っ張り出し力任せにごしごしとやってみる。
携帯用の小さな櫛なので、なかなか一度にくしけずる事は出来ずとも、これが意外と正解でして。

頭皮に不必要な油は、くしが全部もっていってくれるので使った後はふき取らないといけませんが、
細い櫛の目が頭皮をばっちりマッサージしてくれるので、さっぱり感はお風呂に入ったとき並です。

逆にお風呂上りで油が足りない髪の時には、適度に補充してくれるのでお風呂上りでも気持ち良い。
プラスチックのブラシのように、摩擦で髪が切れてしまったりすることも無いので、
髪の毛にとっては非常に良いものみたいです。

具合の悪いときに、ふと思い立った良い道具。
今までは手元不如意すぎで、普段使いのつげの櫛までは手が回らなかったのですが、
これから、10年20年使えるものなので、ちょっと手を伸ばしてみようかと改めて思った先週今週。

携帯用なら贈りやすいので、入院が長引く友達にでもちょろりと送ってみようかと、
ふとそう思う気持ちよさでした。

日常生活、辛いときには昔の生き方の方が生活の知恵に溢れていそうです。
あつらえ、誂え。
      
 
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