平成18年10月27日。
 
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うっかり染色に精を出しすぎた為、手が見事なまでに染まったり、
がさがさになって途方にくれるようになってきました。
このまま、爪が割れるようにならないかだけが心配でたまらないかえるです。
染めむらは愛嬌にはなれませんでした。


夏物をしまいこむ前に、冬物を使い出す前に。
染みやほつれをチェックした後に、一気に洗濯機と手洗いで洗い倒してしまいこむ。
ボタンの糸ほつれは、世間話をするときにちまちまと付け倒してやっぱりしまう。
仕舞い込んでいた洋服は、一度風通しをした後に虫や汗にやられていないかを、
みみっちくチェックしてからハンガーに。

特段なんともない作業なのですが、少しでも手を抜いた途端に
絹に汗シミを付けたまま半年寝かして大惨事になったり、
ボタンがどこかに自分探しの旅に出てしまい、全部付け替える被害にあったりと、
被害は地味かつ甚大なものになるのです。

にも関わらず、日々うつらうつらと半足棺おけに突っ込んだ体調の為、
お醤油を使えばお醤油をこぼし、ソースを使えばソースをこぼし、
口紅を付ければ口紅をスカートの上に垂直に落とすという服汚しの達人のかえる、
クリーニング屋さんが居なければ服はきれいな迷彩色に染め直す羽目になっている気がします。

ただでさえかえるサイズの服が世の中なかなか見つからない上、
何年でも同じ服を着ていたいのに、服にシミを付ける。

毎回、半分泣きながらクリーニング屋さんに持ち込んでは素で怒られ、
「落ちないかもしれないからね!」と警告されてはやっぱり落ちないものがあって凹み、
毎回毎回「次回はこぼさずに生活しよう」と反省し続けていたのですが、
最近秋物の白い綿のコートを汗シミを処理せずにしまいこんでしまったものを発見してしまいました。

この手は間違いなくクリーニング屋さんでは落ちません。
しょぼしょぼしながら諦めようと思っていたのですが、
いっそ諦めてしまうなら、全力で失敗してから諦めた方がよさそうです。


・お風呂の残り湯に漂白液を大量投入、漬ける。

一晩つけたら布が痛む気もしますが、ばっちりシミが出ている以上落ちなければ着られません。

最近の漂白剤に期待をかけて、そのまま熟睡し、次の日に黙って脱水してみて感動。
新品同様の綺麗なコートに戻っていました。
布の痛みもさっぱり問題ありません。


…。
今まで諦めていた色々な生活染み物。
なんとなく嫌な気がして、片端から漂白剤やらミョウバンやら重曹で叩いてみたのですが、
これがびっくりするほどよく落ちる。

近くのクリーニング屋さんで太刀打ちできなかったものは、最後の望みで遠い場所まで持って行き、
もう一度お願いしてみてもダメだった洋服たち。

汚してしまったら、すぐに対処する。
それでもダメならプロにお任せするのが一番だと思っていたのですが、
プロにお任せする前に、自分で手間隙かけてみるのも良いことなのだなぁと、
ショックを受けた週末でした。

今週末は、残りの染みも叩く予定です。
がしがし。
      
 
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