10月3週。
亀の甲より、年の功!
長年の経験で裏打ちされた発言は、時に重みを、時に大変な思惑を感じる時があります。
人生も終盤に差し掛かったおばあちゃまの発言は、時に無茶振りだったり、時に難題だったりするのですが、
一見、よくわからないようなアドバイスであっても、裏には深い意味があるのかもしれません。
ということで、出来うる限りは従いました。
時代背景、時間、原価の都合上、実行困難である場合には静かに納戸にしまいましたが、
出来うる限りは実行に移す事にしております。
しかし、「やってやれなくはないだろうが、限りなく難しいあれやこれや」というものも、
時に、アドバイスとしてやってきます。
今回は、「人生はニコニコとだけしていればいいからね。」でした。
基本的にはぼんやり平和に小さく丸まって生きているつもりでしたが、
おばあちゃまにとっては、まだまだ笑顔が足りないのかなぁ?それとも、ぼーっとしすぎに見えたのかなぁ?
と悩んでいたのですが、これにも裏があるかもしれません。
素直に、ちょっと過去を振り返ってみました。
大変具合が良い事に、かえる13年ほど絵日記も描いておりました。
ざっくり読み返した所、大体具合が悪くて臥せっておりました。
切ない気持でいっぱいでたまりません。
おかしい、かえるは基本的にはぼんやり平和に小さく丸まって生きているはずです。
小・中・高校の卒業アルバムと各成績表も読み直してみました。
己のあまりの黒歴史具合に脂汗が出ました。
とりあえず、その日からしばらくは悪夢に襲われました。
人間、振りかえってはいけない過去があるということを、「いやぁぁぁぁ!」っという程、
体感しました。
やはり、人間長く生きていると山があったり谷があったり奈落があったり落雷にあったりします。
平坦だと思うのは、遠くからちらりと振り返った時だけです。
二度と昔には戻りたくありません。
今最高。今万歳。
ぼんやりと平和に小さく丸まって生き続ける。
不平も不満も山も谷も奈落もあったとしても、とりあえずはにこにこと腹の中に貯めておける。
そういう度量を持った人になるためには、あと50年ぐらいは人生修業が必要なのではないか?
と、切実に思ったアドバイス実行中でございました。
過去、抹消!
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