平成26年5月25日。
 
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5月4週。

無理やり聞き出す事にしました。


「良く分からないけど、やってみたい」という時に、
便利なのが、「○○入門」といった教科書です。


何かを始めようという時には、つい、イメージ先行で行きたくなりますが、

では、実際にどう行えばよいのか?
必要な道具は何か?
始める前に、どんな下ごしらえが必要か?
そして、間違えやすい所はどこなのか?等、

実際に行動に移す時には、考えなくてはならない事が多いものです。


そんな時、基礎の手前の解説から始まって、一つ一つ手順を積み重ね、
応用までも説明してくれる教科書は、大変、素晴らしいものです。

自分のレベルにあった教科書さえ手に入れてしまえば、
目的の半分に達したのではないか?というぐらい、
大変スムーズに事が進みます。


そんな良い教科書とめぐりあえたなら、人は成長します。
教科書と二人三脚をし、初めての壁に激突し、そこから乗り越えていく度に、
着々とやれる事が増えていきます。

ある程度までいけば、教科書は卒業です。
独り立ちをし、一歩一歩どうにか「やりたい事」に向かって、
歩んでいく事になるのです。


しかし、ここからが総本山。
悩み多き現実が手ぐすね引いて待っております。

学んだ技術と、「やりたい事」がなんだか違う。
教科書をひっくり返しても、グーグル先生に聞いてもさっぱり分からない微妙なずれ。


これが趣味なら、それでも良いのです。
暇を見つけ、総当たり戦で問題解決を行うのも楽しいものですし、
事態が解決しなくても、直ちに生活には支障ありません。



問題になるのは、日常や仕事で使う技術の数々です。

「これさえ会得すれば、工程数がぐっと縮んで生活が楽に!」
「ボタンひとつで、残業が大幅減!」


そんな素敵な技術をどうにか使いこなしたい!と、
教科書を読みすすめ、知識を一つ一つ習得しても、
どうもしっくりこない事がよくあります。
技術と実情のすり合わせが、どうも上手くいっていないのです。



こうなってくると、「試行錯誤すれば、なんとか」「総当たり戦で何とか」と、
悠長な事を言っている余裕はありません。

今すぐ何とかしたいのです。

そんな訳で、あちこち聞きに行ってみたのですが、どうも上手くいきません。
「ここから先は趣味の問題だから」
「方法よりも、思考差に左右されるから」と、
大変親切に応えてくれますが、どうも、答えは教えてくれないのです。

聞きたいのに、聞けない。
教えてもらいたいのに、教えてもらえない。

「どうしたら、教科書みたいに教えてもらえるだろうか?」

そんな悩みを抱えて続けてここ数日。
誰も教えてくれない現実に、右往左往していたのですが、気がつきました。


教科書は、万人に適応するようにその技術を習熟した人が書いて(いる事になって)いる物です。
一方、この技術を日常に応用している人は「この技術の一点だけ」に特化した技術者です。

そのような方に質問するのであれば、まずはその質問の仕方を覚えるべきではないのか?


そう思ったのです。


教科書で教えてくれる事。
人に教えてもらう事。


それぞれ、独立した技術ではないかと思いつつ、
ひたすら聞いて回って生きています。



たすけてー!
      
 
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