平成26年6月1日。
 
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6月1週。

「人に教えてもらう為には」どうすればいいのか?
これが、ここ数日の謎でした。

「分かりません!」と聞きに行き、
「どう分からないの?」と尋ねられれば、られるほど、
伝えようとすれば、するほどに、こちらもあちらも大混乱に陥ります。

そもそも、分かっていないから聞くのです。
分からない物は分かりません。
どうしようもないのです。


けれども、どうにかして伝えたい、この「分からなさ」。
どうにか伝えられない物だろうか?と、本棚やら、資料集やらをめくっていた所、
一冊の資料を見つけました。



「面接導入テクニック。主訴、見立て、方針を中心に(意訳)」


これだ!!


カウンセリングにおいて、もやっと悩んでいる方のお話を聞く時には、

1:本人が今なんとなく困っている事。
  =主訴 

2:困っている物事を聞く過程で、こちらが「これも問題では?」と分類する事。
  =見立て

3:全体の問題を解決するため、今後どんな事が出来るかを考える事。
  =今後の方針

という流れに沿って、聞いたり、考えたり、提案してみたり、一緒に困ったりします。
これをどうにか応用できたら、「分からない事」を質問することに繋がらないか?と、
考えついたのです。

つまり、質問をあらかじめ、

1:目的(この問題の解き方が知りたい)
2:分かっている事(問題を解くにあたって、どこまで分かって、分かっていないのか)
3:解き方をどう教えて欲しいのか(式が知りたいのか、一緒に解いてほしいのか)

この3つに分けておき、順番に聞いていけばよいと思ったのです。




そして、併せて押さえておきたいのが、人に聞くタイミングです。


相手だって人間です。
余裕がある時も、無い時もあります。
同情心が満ちている時も、酷く攻撃的である時だってあります。

運が悪いタイミングで、運の悪い質問をしてしまっては、
お互い不幸な結果になりかねません。


相手はいつごろ暇なのか、どのくらいの余裕があるのか、説明が好きな人なのか。
タイミングを計った上で、相手が答えやすいように質問する。


時には、質問の流れの組み立てを変更する事も、類似資料を揃える事も大事です。
こちらはとにかく知りたいのです。
知るためには、聞きたいこちらが下準備をしておく事も大切です。


などと、ここまで考えて、気がつきました。

きっと、質問だって、一つの物語なのです。
どうして聞く事になったのか、一体どこまでやったのか、
どこまで分かって、どこまで分からないのか、目的地はどこなのか。


質問したい時には、質問する相手は神様のように感じるものですが、
実際は、「その人の知っている事を知っている」だけの事が殆どです。


分かってもらえるように言葉を尽くす。


これがなかなか大変です。



日本語書くのは、もっと大変です。

ひぃぃぃぃ。
      
 
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