平成27年2月1日。
 
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2月1週

一目惚れをしました。

ほんのりとふんわりと色付くピンク。
地肌の肌色と一緒に、綺麗に発色し、
コピックR81番に色鉛筆で濃淡をつけたような魅惑的な可愛らしさです。


取り繕っても仕方ありません。
大変に一目惚れし、在庫も考えずに購入しました。


さて、在庫管理の概念から考えると先入先出法を適応するのが通常ですが、
恋は盲目です。
今まで使っていた色はほっちらかし、
どう使えば良いのか?と工夫に工夫を重ね、
努力の成果と共に、意気揚々と出掛けました。



と書けば、同じ経験をした人にはわかってもらえる、
新しい化粧品の購入とその試行錯誤という、日常的一コマなのですが、
経験がない方には何の事だかわかりません。



というわけで、
朝から無意味にご機嫌で、忙しい中でも鼻歌歌いつつ雑務をちぎっていたかえるに、
上司はにぎにぎしくもお尋ねになりました。


部下であるかえるといたしましては、誠心誠意全力でお答えしたいのですが、
まさか同じ経験があるとは考えにくい相手です。



グラデーション。
発色。
地肌との取り合わせに細かなパールとラメ具合。
その配合の妙。

お化粧品の知識がない場合、印刷関係の方ぐらいしか、
こんな愛は伝わらない気がいたします。


しかし、今朝のかえるは違いました。
理解してもらいたかったのです。

見つけてしまった時の、この胸のときめき。
試した時のあの驚き。
在庫管理を打ち破って購入した時のあの清々しさと、
帰宅後の創意工夫の結果のグラデーションの柔らかさ。


というわけで説明いたしました。


愛は語れば語るほどに難解に、複雑に、個人的になります。
わかってもらう為には、一言で真芯をつくしかないのです。


「サーバーのパーツで出物がありました。しかも、相性ばっちり。」




愛と言うものは落ちるものです。
そして、愛は、誰かに伝えて分かち合いたいものなのです。

わかるように、伝える事。
世の中、毎日やっている事ですが、
伝えきった!という瞬間というのはなかなかあるものではありません。


愛を伝えるこの方法。
伝わるまでは試行錯誤が必要ですが、
伝わる瞬間は格別です。


なお、こんな日常を誰かに伝えようと頑張ってみた場合、
長文にするまでに10日ほどかかりました。


毎回わりと難産です。


まる!
	   
 
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