
9月4週。
小さなものが好きです。
大きく無骨なものが、フォルムはそのままに手のひらに載るほどの大きさになる。
または、見事なまでにデフォルメされ、装いも新たに手に入れられる物になる。
そのデザイン性は大変なものだと思っております。
また、ポイントをためるのも好きです。
何か行動をするたびに、だんだんとポイントが増えていき、行動や貰える物の範囲が増えていく。
正しく「トークン・エコノミー法」や「RPG」とも思いますが、
明確に出来る事、やれることが増えていく事が分かるのは気持ちが良いものです。
そんなかえるの好き好きポイントにピンポイントでスマッシュヒットしたのが、
「クロネコヤマト」のポイントシステムで貰える「クロネコヤマトの宅急便用車」のミニカーでした。
悶絶と共に、ポイントを溜める巡礼の毎日を開始しました。
まず、クロネコヤマトさんで荷物を受け取るとポイントがたまります。
誰からお届けされた荷物でも基本は大丈夫です。(例外があります)
判子を押せば押すだけ貰えるシステムです。(登録も必要です)
毎日が心躍る瞬間となりました。
当然、クロネコヤマトさんから荷物を送ってもポイントがたまります。
しかも、送った場合はポイントが倍量つきます。
次の瞬間、クロネコヤマトさんの送り状を大量にいただいてきました。
クロネコヤマトさんに魂を売った瞬間でした。
そんな訳で、送る時も受け取る時もクロネコヤマトさんかを勘定にいれ、
本を頼んではポイントを貰い、おばあちゃまに地方名産品を送ってはポイントを貰い、
大型の荷物を送る時にはもちろんクロネコヤマトさんに頼みと、
ひたすらポイントをためておりました。
人間、好きな事は周囲に勧めるのも楽しいものです。
ツイッターでは「クロネコヤマトさん!」とそのミニカーについて愛を叫びました。
「それ、可愛いよね」と言ってもらえると、大変うれしいものでした。
行動すればするほど、貯まっていくポイント、周囲に理解されていく気分というのは、
その対象が何であっても、時に引き返せないほど気持ちがよいものです。
毎回コツコツと貯めました。
時にうっかりと失効した時には、膝から崩れ落ちるほどしょげました。
そんな毎日を過ごしていて、気付いた時にはたっぷりポイントが貯まっておりました。
さっそくミニカーと交換しました。
すぐにミニカー到着いたしました。
あんまり可愛らしいミニカーなので、箱から出せずにじーっと見つめておりました。
前も後ろも脇も、ときどきひっくり返してじーっと見つめておりました。
そんな時に気付いたのです。
「対象年齢3歳以上」
ぺけんを13年続けている以上、かえるの年齢はどう考えても良い大人の年齢です。
一昔前なら、そろそろそんな年のおたまじゃくしを大量発生しても良いお年頃です。
そんな小さき人用の物を、毎回毎回楽しみにポイントをためていたこの現実、
よく考えたら、ツイッター等でお話していたクロネコポイントを貯めている方々も
「自分の小さき人のために」と貯めておりました。
自分用に狂喜乱舞しながら貯めているの、かえるぐらいなものでした。
現実とは大変難しい側面があります。
大人だからと一面的に責められる厳しい部分と、大人だから何を堪能したって良いという優しく辛い側面。
今回、果たしてどちらの側面を適応すべきなのか。
かえる、現実には戻りたくないなぁと思いつつも、巡礼の旅2週目に入りました。
大人には、ならなくてはまずい時のみになる予定です。
逃亡!
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